ニューバランス型番の意味は?各特徴とおすすめモデルも紹介【生産国も】

初めてニューバランスのスニーカーを選ぶとき、こんな疑問を感じたことはありませんか?

990v6とかML574って何?
型番の違いや見方がわからないんだけど…?
せっかく気になって調べ始めたのに、意味不明な数字とアルファベットの羅列に戸惑い、選ぶ以前に調べることすら面倒になってしまう……
そんな声は少なくありません。
本記事では、ニューバランスの型番の意味と特徴を初心者向けにやさしく解説。
シリーズごとの違いや選び方、生産国による違いまで、迷いなく「自分に合った一足」を選べるよう、ニューバランス好きの筆者が丁寧に紹介します。

型番ごとの初心者おすすめモデルも具体的にピックアップしているので、「結局どれを買えばいいのか知りたい」という方もおすすめ!
この記事を読めば、きっとニューバランス選びに自信が持てるようになるので、ぜひ最後まで見ていってください。
前提:ニューバランスの魅力
型番の説明に入る前に、

そもそもニューバランスって何が良いの?
という人のために、ニューバランスのおすすめポイントをまとめました。
最近では野球の大谷翔平選手がアンバサダーとして、ニューバランスの製品を着用していることで、人気に拍車がかかっています。
ニューバランスのメリットやデメリットについて詳しく解説した記事もありますので、興味ある方はそちらもぜひ。

型番の見方について紹介・解説
それでは、型番の見方について紹介していきます。

え…そもそも型番ってどうやって知るの?
という方のために、型番が書いてある場所から説明していきます。
型番はどこに書いてあるの?書いてある場所を解説
靴のタン(ベロ)と呼ばれる部分(足の甲が当たる部分)の裏側、もしくは、購入したときの箱のラベルに書いてあります。

通販サイトだとどこに記載があるかはまちまちですが、ニューバランス公式オンラインなら”商品詳細”の欄に「スタイル#」として記載されています。

型番前のアルファベットの意味
型番前のアルファベットの意味から説明していきます。
基本的に、アルファベットの1文字目は性別を表しています。
- M:メンズ
- W:ウィメンズ(レディース)
- U:ユニセックス(男女兼用)
とはいえ、メンズ向けの靴を女性が履いてもOKですし、レディース向けの靴を男性が履いてもOKです。
あくまでも、目安として区分けがされているだけと考えてください。
その後の2文字目は靴の用途を示しています。いくつか例を挙げると、
- L:ライフスタイル用
- W:ウォーキング用
- R:ランニング用
- S:スポーツ用
- T:トレイル(登山道などの自然散策)用
これらは上記の用途だけに使う必要はありません。
こちらも、あくまで利用する用途の目安として考えてもらえればと。
さらに、必ず2文字目にアルファベットが付くかというと、そういう訳でもありません。アルファベットが1文字で終わることも結構あります。

そこら辺は結構アバウトなんだな~くらいに思ってもらえれば大丈夫だよ!
例えば私が持っている「ML574」は、”メンズ向け”で”ライフスタイル用”の「574(型番)」ということになります。


まずは、これだけ覚えてみてください。
型番の数字の後ろにあるアルファベット(数字)の意味は?
それでは、もう少し詳しく知りたい方のためにさらに深掘りしていきましょう。
型番が書いてある場所の例で挙げた「U990OG6」で説明をしていきます。

型番の数字の後ろにあるアルファベットはその靴のカラーを表しています。
今回の例で言えば、OGは(おそらく)「Olive with Grey」を示しています。

そして最後の数字が表すのはバージョンです。
同じ型番であっても、数年おきにバージョンアップされるモデルも存在します。

今、紹介しているモデルは「990」のVer.6(6代目)だね!
これで型番の基本はバッチリです。
※例外として、防水仕様のゴアテックスモデルは型番の数字の後に”G”や”X”が付くなどもあります(例:MW880G)。参考までに、、

この後は、代表的な型番について、その特徴とおすすめモデルを紹介していきます。
900番台:ブランドの中核を担う看板モデル

ニューバランスの「900番台」は、オンロード(舗装路)でのランニング用として誕生し、今やブランドを代表する看板モデルとして位置づけられています。
もともとは1982年にランニングシューズとして誕生した「990」シリーズから始まり、その後もアップデートを重ねながら高性能モデルとして定番化しています。
特に注目すべきポイントは、以下の2点です。
- 安定性・クッション性に優れたハイテクミッドソール
- その時々で最新の衝撃吸収テクノロジーを採用しており、長時間履いても疲れにくい設計。
- クラシックながら洗練されたデザイン
- 伝統的なシルエットを保ちつつ、現代的なエッセンスを取り入れたルックス。ストリートからビジネスカジュアルまで幅広く活用可能。
900番台の特徴が分かったところで、おすすめモデルについて見ていきましょう!
初心者おすすめモデル①:CM996
初心者の方におすすめなのは、「CM996」というモデル。
996はニューバランスの中でも有名なモデルなので、一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

型番の先頭に「CM」…?
先ほど型番の解説を読んでくれた方は「おや?」と思うかもしれません。
この「CM」はアジア製であることを示しており、アメリカ製である「M」の廉価版となっています。
アメリカ製はハンドメイドに近い工程で生産されているのに対し、アジア製は大量生産などにより生産コストを抑えることができています。
廉価版といえど、品質も申し分なく、価格帯も1万円台と比較的手が届きやすいので、初めてのニューバランスにも最適な一足です。
スリムなシルエットと豊富なカラー展開で、幅広い年代・ファッションにもマッチ。
クラシックな見た目と現代的な快適さを両立させており、街履きに最適なのでぜひ。
初心者おすすめモデル②:990v6

「1000点満点中の990点の性能」という由来から名付けられた「990」。
アップデートされるたび、常にその時々の最新技術を搭載し、その履き心地を進化させ続けてきたモデルです。
シリーズ最新の「990v6」は、ミッドソールにFuelCellを搭載し、高反発で推進力のある履き心地を実現。
アメリカ製で高価格帯ながら、その完成度の高さから多くのファンに支持されています。

履いてみた個人的な感想は「柔らかい履き心地でスイスイ歩ける~!」って感じだったよ!
500番台:オフロード由来の丸みを帯びたフォルムが印象的なモデル

ニューバランスの「500番台」は、オフロード(未舗装の道路仕様)由来の丸み&安定感を兼ね備えた、カジュアルに映える定番です。
悪路での走行を想定して搭載された凸凹のあるアウトソールも特徴的です。

おすすめモデル:574

「574」は500番台の代表格で、ニューバランスを象徴するモデルのひとつ。
愛らしい丸みを帯びたフォルムとカラーバリエーションの多さ、1万円前後で購入できるコスパの良さが人気の理由。
ミッドソールにはENCAPを採用し、クッション性と安定性の両立を実現しています。

※ミッドソールやENCAPについて詳しく知りたい方は以下の記事リンクから↓
ニューバランスのソールの種類解説!アウトソール・ミッドソールの違いや特徴も
初めてニューバランスを履く人や、オールマイティに使いたい人にぴったりのモデルです。
ちなみに574にはML574とU574がありますが、U574の販売が主流になってきているようです。(2025年7月時点で通販サイトでは、ML574は在庫がないものも多い)
「ML574」の魅力について語った記事はこちら

1000~2000番台:高機能×ファッション性を備えた高級モデル
ニューバランスの「1000~2000番台」は、登場した当時の最新技術と流行のデザインを取り入れたシリーズで、上質な素材が使われた高級感あふれるモデルです。

「M1300」というモデルについて、ラルフ・ローレンが”雲の上を歩いているよう”と称賛したのは有名な話です。
また「M1300」は、オリジナルを忠実に再現した復刻版の限定モデルが5年刻みで登場することでも知られています。
1995年に初めて復刻して以来続く、この5年に一度の”祭典”では毎回即完売となるほど、熱狂的な人気を集めています。

ちなみに2000番台は、21世紀以降に発売されたモデルになるよ!
おすすめモデル:2002R
「2002R」は、もともと2010年に登場した高価格帯ランニングモデル「MR2002」をベースに、2020年にライフスタイルモデルとして再構築された一足です。
重厚感あるデザインを受け継ぎつつ、高性能ソールによる快適な履き心地を実現し、幅広い層から支持を集めています。

アジア生産で、1000~2000番台シリーズの中では価格が抑えられているのも、おすすめポイントだよ!
生産国ごとの特徴
ニューバランスの生産国は、大きく3つに分けられます。
- USA(アメリカ)製
- UK(イギリス)製
- アジア製
それでは、生産国ごとの特徴を見ていきましょう。
USA(アメリカ)製:最新技術と職人技が共存する高性能モデル


Made in USAモデルは、アメリカ国内の最新設備を備えた工場で生産されています。
厳選された素材と、熟練職人による手作業で丁寧に仕上げられることで、高い品質とクラフトマンシップを誇っているのです。
また、アメリカには専用の研究開発ラボがあり、常に最先端のテクノロジーが追求されています。
こうした技術が製品にも活かされており、Made in USAモデルは機能面でも高く評価されているのが特徴です。


990v6のかかと部のタグには、「MADE IN U.S.A.」の文字とアメリカの国旗が…!
UK(イギリス)製:熟練の技術が宿った革製の上質モデル


「Made in UK」シリーズは、イギリス・フリンビー工場で、熟練の職人たちによって一足ずつ丁寧に仕上げられています。
このフリンビー工場は、かつて革靴製造が盛んだった地域にあり、現在も多くの元革靴職人が在籍しています。
革の特性を熟知した職人の手によって、細部まで精密に作り込まれているのが大きな特徴です。

また、通常のスポーツシューズではあまり使われないような上質なレザーを採用したモデルが多いことも魅力のひとつと言えるでしょう。
なお、USA製と比べるとUK製の革は伸びやすい傾向があり、その性質を考慮して設計されているため、やや細身のシルエットになっていると言われています。
アジア製:価格の手頃さと十分な品質を両立したモデル


ニューバランスのスニーカーには、アジア圏(主に中国、ベトナム、インドネシアなど)で生産されるモデルがあります。

上の写真で示すように、MW880は中国、ML574はインドネシアで生産されています。
アジア製はブランドの中でも最も流通量が多く、価格帯も比較的手頃なため、初めてニューバランスを試す方にもおすすめです。

低価格なのは「アジア製=品質が低い」ってこと…?
と不安になった方もいるかもしれませんが、実際にはニューバランスの厳しい品質管理のもとで製造されており、十分な耐久性と快適さを持ち合わせています。
Made in USAやUKのようなハイスペック仕様ではないものの、普段履きとしてガシガシ使いたい人には、最適な選択肢と言えるでしょう。

コスパと実用性に優れてるってことだね!
まとめ:型番の見方と生産国の違いを知って、最適な一足を
ここまで、ニューバランスの型番の見方やおすすめモデル、生産国ごとの特徴を紹介してきました。
このように各型番や生産国の特徴を知ることで、「なんとなく選ぶ」から「違いが分かった上で、本当に欲しい靴を選ぶ」へと選び方の質が変わるはずです。
あなたにぴったりの一足を見つける手助けになれば、嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ニューバランスの用途別おすすめスニーカーをまとめた記事はこちら↓
